今回は放課後等デイサービスについて書いてみます。放課後等デイサービスは児童福祉法に基づくデイサービス/通所サービスになります。同様のサービスとして児童発達支援事業もありますが、児童発達支援事業が未就学児を対象としているのに対して、放課後等デイサービスは小学生から高校生までを対象としている通所サービスになります。
放課後等デイサービスでは何をしている?何ができる?
放課後等デイサービスで提供してもらえるサービスの種類としては、大きく分けて以下の三つではないでしょうか?療育の場、学習の場、心の休まる場の三つです。簡単に説明します。
- 療育(ソーシャルスキルトレーニング:SST)の場
- 学習の場
- 心の休まる場の提供
療育(ソーシャルスキルトレーニング:SST)の場
挨拶から始まり、物の受け渡しや、貸し借り、他者とのコミュニケーションといった社会性を学ぶ機会を提供いただけます。個別にその子に合わせた療育であったり、集団で他社との関わり合いを学ぶ機会があります。この辺りは児童発達支援の役割とほぼ同様というイメージを持っています。
学習の場
小学生になり、学校での勉強も本格的に始まってきます。発達障害を抱える子供たちは学習面の遅れが出てくる場合も多々あります。グナ兄のように知的障害がある場合もありますが、知的な遅れが無くても情緒面での課題に伴い、授業を受けることができなく、学習の遅れが発生することもあります。そのような時に、学習塾のように個別なサポートを受けることもできます。
心の休まる場の提供
発達障害児は、学校などの社会生活の場では、他人との比較やまわりからの目、自身のもつ強いこだわりなどから大きなストレスを感じながら生活しています。また学校はもちろんのこと、家庭でも大きなストレスを抱えていることがあります。親も人間なので、たとえかわいい我が子でも、「できないこと、強いこだわり、様々な育てにくさ」と毎日万全の状態で向き合えるものではありません。ついつい、イライラして障害を持っていると分かっていながらも、辛く当たってしまう事も少なくありません。せめて、放課後等デイサービスに来たときは、「ストレスから解放されて、自分を出しながら安心して過ごすことができる」そんな環境を提供してくれる機会になります。親も少しの時間、我が子と離れる時間を確保することで、気持ちを切り替えたり、家事を進めたりして、家庭環境の改善にも一役かってくれます。
事業者や教室によって特色がある
近年、放課後等デイサービスの教室は街中によく見かけるようになってきました。運営する事業者も様々ですが、一緒に過ごす友達や実際に担当してくれる先生たちとの相性、教室の雰囲気など、合う合わないがあると思いますので、実際には参加してみて安心して過ごすことができるかを確認する必要があります。
教室の方針にも違いがあり、学習に重点を置いている教室もあれば、子供たちがただ楽しく過ごすことを一番に考えている教室もあります。また、学校に迎えに行ってくれるような事業者もいらっしゃいます。保護者が仕事をしている場合など、学童教育と同様に利用することも可能です。
少し気を付けたいのは、最近様々な業種の事業者が放課後等デイサービスの運営に参入してきているということです。後述する利用料金にも記載しますが、自治体からの補助もあることから、サービス料金の競争も少なく、儲けを出しやすいのかもしれません。また、一度利用を始めると小学生から高校生まで長くお付き合いすることになるのも、運営側としては事業運営しやすい要因かと思います。
そして、一番大事なのは教室の先生の質と相性です。福祉事業の人の流動性は高く、入れ替わりも激しいので、子供も保護者も安心して長く付き合える教室を見つけることは大切だと感じます。
気になる利用料金
放課後等デイサービスを利用するには、自治体からの受給者証の発行を受ける必要があります。逆に、受給者証の発行を受けることで、自治体からの補助を受けることができ(利用者負担は一割)、安価な料金でサービスを受けることができます。実際は一日約1,000円程度の利用料金になります。また、所得にもよりますが、利用者の負担上限額も決められていますので、安心して利用することができます。
まとめ
放課後デイサービスについて、雑感をまとめてみました。学校の後の時間を有意義に過ごしていくために、子供と保護者の関係を良好に保つために、子供の今後の成長を促していくために、発達障害者が受けることができる重要なサービスの一つです。小学生から高校生までの長い期間利用するサービスにもなりますので、良い教室をしっかりと見極めて選んでいく必要があると感じています。
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