軽度知的障害者が社会と健全な関わりをもって生活していくために

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発達障害の話

一人暮らしをしている知的障害者が、自治会の班長を決める話し合いの中で、障害があるためにできないことを伝えると、障害の事実を確認され、公にされ、自殺に至ったという記事を読みました。グナ家には、まだ先の話ですが、とても他人事に思えない悲しい事件です。一人暮らしをできていたことを考えると、それまではうまく環境を整えることができて、知的障害者としては立派に自立することができていたと感じており、残念でなりません。亡くなられた方のご冥福を心よりお祈りいたします。

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こんな社会になってほしいと思うこと

正直、もう少しやり方があったのでは??と思うところもありますが、安直に自治会側の対応を責めることもできないと私は思います。グナ兄も含めて、一目では障害の有無を判断できない障害者は多くいます。中には、障害を持ちながら本人ですら、その障害に気づくことができていない方もいらっしゃいます。そのような方がいることを、本人を傷つけないように住人に理解してもらい、役割を外すといったことは、かなり難しい課題だと思います。

私自身も、グナ兄の障害に向き合うまでは、全く理解の無い人間だったと感じています。仕事なんかでも「あの人は、コミュニケーション能力が低い人。あの人は処理能力の乏しい人。」という感じで自分の中で決めつけて、片付けていました。下手したら、障害を理由に説明を受けても、心の中では受け入れられないような冷たい人間だったような気もします。

本当に自分勝手ですが、当事者に近い立場になって、初めて視野が拡がり、目線が変わり、まわりに理解してほしいという気持ちになっています。勝手なものです。

最近、耳にすることも多いダイバーシティという言葉ですが、人種やLGBT、身体障害者にとどまらず、グナ兄のような知的障害者や自閉症の方なども含めて多様な人がいることを理解しながら、社会が寛容に受け入れつつ、うまく役割分担しながら仕事を一緒にできるようになると理想的だなと感じています。

知的障害を持つ子供の親として、このような障害に悩む人が少なからず同じ社会に共存していることを知っていただき、温かい目で見守ってもらいたいと思います。そして余裕があれば、ほんの少しサポートしてもらえるような環境ができていくと、住みやすい世の中になっていくのではないかと考えています。

どんなサポートがあるとうれしいか?

私もtwitterで他の障害児の親御さんのTLを読むようになり、同じ知的障害や自閉症でも障害の重い軽いであったり、困っていること(特性)の違い、どんなサポートが適切なのか、多種多様であることを改めて実感しています。なので、サポートが必ずしもプラスに働くことは多くないかもしれませんし、場合によっては、サポートを遠慮させてもらうこともあるかもしれません。それでも、サポートしたいと思って行動に移していただいた事実だけでも、うれしいことであり、ありがたいと感じます。是非、気を悪くされずに温かい目で見守っていただけると良いなと思います。

行動に移さなくても、共感し寄り添ってもらえるだけでも、すごく助かるのが実際のところです。障害児を持つ家庭は、かなり孤独です。私は比較的何でもオープンに話せますが、オープンにできずに悩み、孤独に戦っている方も多いと感じています。公園なんかでも、まわりの目が気になってしまったり、同じ学齢の成長度合いを目の当たりにして、引け目を感じてしまったり、できるだけ人目を避けて行動しようとします。そんな時、そっと共感の言葉や迷惑には感じてないことを伝えてもらえると、負担が減るのかなと思います。

私たち両親ができること

欧米に比べると、まだまだなのかもしれませんが、日本でも障害の認知や許容は、少しづつ受け入れる土壌が醸成されつつあると感じています。そんな中で、私たちができることは、グナ兄に強い心を身に付けてもらうことではないかと考えています。

いくら社会が発達しようが、一人の心無い言葉が深くグナ兄を傷つけることは大いにあると感じています。私たちですら、時々投げかけてしまっているのが現状ですから。

そんな時にポキッと心が折れてしまわないように、強い心を育んでもらいたいと考えています。拠り所となれる場所を確保して、小さい成功体験を積み重ねつつ、たくさん失敗して、社会とのコミュニケーションの取り方を学んでもらいたいな。そのためにも、もっと私たち両親が学んで成長していかないといけないのかもしれません。

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